オーバーステイと国際結婚

〖一〗オーバーステイとは

「強制送還」(「退去強制」と「出国命令」)

stockfoto_29708468_S.jpg「オーバーステイ」とは、入国する時には正規のビザをで入国したのに、その後ビザの期限が切れてもそのまま日本に在留を続けている状態のことを言います。

現在オーバーステイの状態で日本に在留している外国人の方は(密入国、不法入国含む)、強制的に日本から出国させられるのが大原則です。その手続が「退去強制手続」「出国命令手続」と言われるものです。一般的には「強制送還」などと呼ばれることがあります。

❏退去強制手続❏
退去強制手続は、日本にとって好ましくない外国人を強制的に国外に退去させる手続です。一般的には強制送還とよばれることもあります。退去強制手続きにより出国した者は、原則5年間日本に上陸することができません。
退去強制事由に該当するのは以下のような人です。(入管法24条)
1.不法入国者
2.不法上陸者
3.不法残留者
4.資格外活動者
5.刑罰法令違反者
6.売春関係の業務に従事した者
7.不法入国や不法上陸を手助けした者
8.退去命令違反者
など

❏出国命令手続❏
これは日本に不法滞在している者の中で、「一定の条件を」満たす者については退去強制手続ではなく、簡易な手続きである出国命令手続によって出国してもらおうというものです。
「一定の条件」とは次のようなものです。
1.速やかに出国する意思をもって自ら入管に出頭した者
2.不法残留以外に退去強制事由に該当しないこと
3.窃盗罪、傷害罪等一定の罪により懲役または禁錮刑に処せられたことがないこと
4.過去に退去強制されたことがないこと、又は出国命令により出国したことがないこと
5.速やかに日本から出国することが確実と見込まれること

退去強制によらず出国命令によって出国した場合のメリットは、上陸拒否期間が5年間から1年間に短縮されることです。在留特別許可の望みが薄い場合は、出国命令によって一度出国し、1年経った段階で改めて入国の申請をすることを考えた方がいい場合もあります。在留特別許可を願い出ようとお考えの方は、我々入管業務専門の行政書士によくご相談されることをお勧めします。